病 院 の 薬 と 市 販 薬

 
病院で出される薬は、診察した医師が症状に見合った薬を、その子の年齢や体重・体質な
どを考慮し、薬の量や種類を総合的に判断して処方しています。
市販薬は、不特定多数の人を対象として作られていますので、比較的安全性は高いけれど
効き目の弱い薬が多種類配合されていることが多いです。
ですから、その子の症状には不必要な成分が入っていることもありますので、市販薬を使
用する目安は1〜2日として、それでも症状が改善しないときは医師の診断を受けましょう。

 

薬はいつ飲むのか

 
食前か食後かという問題は大まかに言って“どちらでも良い”のです。 
それよりも決められた回数をきちんと飲むことが重要です。
乳幼児の場合は、満腹時には飲まなかったり、食べたものと一緒に吐いてしまうこともある
ので、授乳前や食前に与えるのがよいでしょう。
幼稚園や学校など昼食時の服用が困難な場合は帰宅後に服用し、夕食時の服用を就寝
前に遅らせてもよいでしょう。
もちろん、決められた時に服用しなくてはいけない薬もありますので、主治医や薬剤師に確
認することをお忘れなく。

 

服用を忘れてしまったら

 
思い出したときに飲んでください。
1日3回の薬だったら4時間の間隔をとって次の回を服用しましょう。
1日2回朝・夕服用の薬だったら昼・夜になってしまっても大丈夫。 
薬は体に中にコンスタントに適量がはいっていてこそ効き目があるのです。
飲み忘れのないように心がけましょう。 
 ☆飲み忘れた分をまとめて一緒に服用することは絶対にダメです。

 

薬の飲ませ方

 

薬は基本的には水か白湯で飲ませてください。

でも、どうしても飲めなければジュースに混ぜて飲んでもかまいません。
ただ、スポーツドリンクや柑橘系のジュースだとかえって苦味が増すことがあります。
リンゴジュースやココアが比較的飲みやすいようですが、いずれにしても飲み残しがない
よう少量に混ぜてださい。
その他、湿らせたビスケットに練りこむ・ゼリーでサンドイッチにする・ジャムに混ぜる等、い
ろいろ工夫してみましょう。
医者は不必要な薬は出しません。「うちの子は薬がきらいなんです。」とあきらめないで、
「病気のときは薬を飲むのだ。」ということを態度で示してあげてください。
親のその気合しだいで、子どもは案外すんなり飲めるようになることもありますよ。
それでもダメなら主治医に相談してみましょう。
☆子ども自身にも「何故薬を飲むのか」ということを話して聞かせることも時には必要です
ね。

 

解熱剤(熱さまし)について

 
小児科医が使う解熱剤は多くの場合「アセトアミノフェン」という成分の薬です。
(商品名:アニルーメ・アンヒバ・アルピニー・カロナール・ピリナジン等)これは安全性が高く
マイルドな効き目の薬ですので、安心して使えます。
ただ、解熱剤は一時しのぎに苦痛を和らげるだけで病気そのものを治すわけではありませ
んから、熱が出たからといって必ず使わなければならないということはありません。
使用する目安は39℃以上でグッタリしている・グズッてばかりいる・眠れない、といった場
合です。
熱が高くてもニコニコと元気にしていれば、解熱剤を使う必要はありません。
熱の高い・低いだけでは病気の重さは計れません。お子さんの様子をよく観察しましょう。
 
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